神事にまいらっしゃれ
10月22日。日曜日午後6時。台風の暴風雨の中で鞍馬の火祭が始まりました。
「神事触れ」を合図に軒先のエジに点火し、燃やし始めます。
最初に火を松明をつけるのは子供用の小松明から。
鞍馬街道を松明を担いで行き交います。
大雨の中ですが、激しく燃えた松明を持って進む姿は力強さを感じます。
子供用の松明の後は大松明が点火されました。
若者が数人で担がないと持ち上がらない重さの松明。
勢いよく燃える松明を持って進んでいきます。
暴風雨の中を勇壮に進む姿は感動すら感じます。
鞍馬は上在地・中在地・下在地と大きく3つの地区に分かれており火祭りをとり行う住民組織の7つの「仲間」によって儀式が行われます。仲間の間で「諸礼」が行われました。
暴風雨の中で儀式が行われていきます。
松明からは激しく火の粉が舞い散ります。
下在地からの行列が中在地と行列を合流して鞍馬寺の石段下へと向かいます。
立ち並ぶ大松明。
大雨を物ともしない大迫力で燃える大松明。
更に大松明が立ち並びました。
暴風雨の中で見事に立ち並ぶ大松明の風景を眺める事が出来ました。
見事としか表現出来ない大迫力の風景でした。
訪れた者だけがわかる炎の凄さにびっくりされると思います。
今年は鞍馬の火祭の歴史の中で台風の影響もあり、神輿渡御が中止されました。「チョッペンの儀式」も行われませんでしたが、注連縄切りが行われた後、
向かうはずの神楽松明を由岐神社へと持って上がるという初めての流れに。
鞍馬寺の山門を抜けて、進む「神楽松明」の風景は今後先にも後にも最後かもしれません。台風の暴風雨という特殊なコンディションで行われた「鞍馬の火祭」でしたが今年も非常に感動的なお祭りに魅了されました。